先々週から3週に渡ってお送りしている調教師が語るドバイ挑戦記。ハーツクライ・橋口弘次郎調教師、トランセンド・安田隆行調教師に続きラストを飾るのは、2010年にレッドディザイアでドバイワールドカップに挑んだ松永幹夫調教師。ジェンティルドンナと同じ4歳牝馬での挑戦を振り返ります。(取材・写真:井内利彰)
―まずは、レッドディザイアでドバイ遠征することを決められたのはいつ頃だったんでしょうか?
そうですね。ジャパンCで3着して、年末にオーナーサイドと来年の予定を考えた時にドバイ遠征がいいかも知れないという話になりました。
―その時から、ドバイでは2走すると決められていたんでしょうか?
当初はドバイシーマクラシックに選出されていましたが、ジャパンCから間隔が空いていたので、どこかのレースを使いたいということは考えていました。ただ...