JRA競馬学校騎手課程第32期生の入学式が2日、千葉県白井市の同校で行われた。応募者153人の中から岩田英利久君(15)、
荻野極君(15)、金浜充志君(16)、
菊沢一樹君(15)、木村拓己君(15)、
坂井瑠星君(15)、
藤田菜七子さん(15)の7人が晴れの日を迎えた。今後3年間のカリキュラムを修め、16年3月のデビューを目指す。
その中でも09年以来4年ぶりの女子生徒となった藤田さんは空手初段、剣道2段の有段者。ジョッキーを目指したのは小学5年生の時で「テレビで馬を見て好きになり、競馬場で感動して騎手になりたいと思いました」と話した。
同期は男子ばかりだが「コミュニケーションを取るのは大変だけど、騎乗技術で負けたくない」と闘志満々。00年の西原玲奈(引退)以来となる
JRA7人目の女性騎手誕生へ、スタートを切る。
菊沢師を父に持ち、伯父が横山典という
菊沢一樹君は「父や
横山典弘さんのように、格好いい騎手になりたいと思った」とニッコリ。父譲りの柔和な表情で「馬の気持ちを分かるようになって、その馬の能力を最大限生かせるような騎手になりたい」と目標を揚げた。
提供:デイリースポーツ