ウインプリメーラは栗東坂路で最終追い切りを行った。「先週、しっかり(調教を)やってるんで、きょうは調整程度で」と和田が振り返るように、併走馬に足並みをそろえ、最後まで余力残し。4F58秒6-43秒2-13秒8。時計は地味に映るが「57秒を目安にしてたし、馬場を考えたら、時計はこれで十分。
テンションも上がってないし、落ち着いてました」と笑顔を見せた。
6戦して、馬券対象からはずれたのは、不利が重なった
フェアリーSだけ。
エルフィンS、
チューリップ賞がいずれも小差の2着。同世代の牝馬では
トップレベルであることは言うまでもない。鞍上は「気性的に、まだ子供っぽいところがあるんで、集中して走れば、もっとやれると思う」と、課題を挙げつつ上積みを期待した。
サマリーズは栗東CWを軽快な動きで駆け抜け、5F68秒8-39秒9-12秒0(一杯)を記録。藤岡健師は「体調が上がっているのは間違いない」と満足げ。またがった藤岡佑も「先週の1本(追い切り)が効いたのか、乗っていて気持ちが良かった。集中力ひとつを取っても、前走とは比べものにならない」と納得の表情。新馬戦(4着)以来の芝だった前走は16着に敗れたが、「芝の感触が期待以上だった。スピードの違いで行くことになると思う」と手応えをつかんでいた。
提供:デイリースポーツ