14日、中山競馬場で2013年牡馬クラシック競走の第一弾・
皐月賞(3歳・GI・芝2000m)が行われ、道中は中団のインコースを追走していた
M.デムーロ騎手騎乗の1番人気
ロゴタイプ(牡3、美浦・
田中剛厩舎)が、3〜4コーナーで外に持ち出されて先団へと急接近。直線に向いては、そのまま外目から勢いよく脚を伸ばして先行集団をまとめて捕らえて差し切り、4コーナーから直線入り口で強気に先頭へと並びかけた2番人気
エピファネイア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)以下に、1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイム1分58秒0(良)は、2002年の優勝馬
ノーリーズンの記録を0.5秒上回るレコードタイム。
さらに1.1/4馬身差の3着に、中団追走から直線に向いて脚を伸ばしてきた3番人気
コディーノ(牡3、美浦・
藤沢和雄厩舎)が入った。その後の4着は、4番人気
カミノタサハラ(牡3、美浦・
国枝栄厩舎)、5着は8番人気
タマモベストプレイ(牡3、栗東・南井克巳厩舎)の順で確定。
勝った
ロゴタイプは、
父ローエングリン、
母ステレオタイプ、
その父サンデーサイレンスという血統。昨年の
朝日杯FSでは、7番人気と当時はまだ伏兵扱いに過ぎなかったが、鞍上の
ミルコ・デムーロを背に見事なGI勝利を飾ると、年明け初戦の
スプリングSでは横綱相撲での完勝。迎えた本番は、これまで魅せてきたパフォーマンス通りか、或いはそれ以上にも映る力強い走りと超速レコードで群雄割拠のラ
イバルホースたちを叩きのめしてみせ、2013年の牡馬クラシック1冠目のタイトルを奪取した。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ロゴタイプ(牡3)
騎手:
M.デムーロ厩舎:美浦・
田中剛父:ローエングリン母:ステレオタイプ母父:サンデーサイレンス馬主:吉田照哉
生産者:社台
ファーム
通算成績:8戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2012年
朝日杯FS(GI)