14日、福島競馬場で行われた
福島記念(G3・芝2000m)は、
長谷川浩大騎手騎乗の6番人気
セフティーエンペラ(セン5、栗東・小野幸治厩舎)が道中好位追走から、直線馬場の中央を伸び快勝した。勝ちタイムは2分00秒3(良)。アタマ差の2着に直線外から追い込んだ9番人気
ミスキャスト、さらにクビ差の3着に馬群を割って伸びた16番人気(16頭立て)
ラヴァリージェニオが入った。1番人気に支持された
コイントスはスタートで出遅れ直線追い上げるも5着、2番人気
カナハラドラゴンは中団からレースを進めるも直線伸び切れず13着に敗れた。
勝った
セフティーエンペラは、
父ソヴィエトスター、
母マチカネポッペア(
その父サーペンフロ)という血統で、同牝系から01年
札幌記念(G2)2着の
ファイトコマンダー(セン8、
父コマンダーインチーフ)が出ている。同馬は、去勢手術後2走目となる7月11日の函館・3歳上500万下(芝1800m)を勝つと、9月26日の
HTB賞(1000万下、芝1800m)まで4連勝で制しており、前走10月9日の
大原S(1600万下、芝1800m)では3着に敗れていた。今回の勝利が重賞初挑戦での制覇で、通算成績は22戦6勝となった。
ソヴィエトスター産駒は
JRA重賞初制覇。
鞍上の
長谷川浩大騎手は、デビュー2年目での重賞初制覇。昨年の関西新人騎手賞を受賞している。管理する小野幸治調教師は、同レース初制覇。
サウンドバリヤーで制した95年
愛知杯(G3)以来の
JRA重賞制覇で、重賞通算12勝目(うちG1・2勝)。