2日、東京競馬場で春のマイル王決定戦・
安田記念(3歳上・GI・芝1600m)が、マイル・中距離界の実力各馬にス
プリントチャンピオンも参戦した超豪華メンバーで行われ、道中は中団外目を追走していた
岩田康誠騎手騎乗の1番人気
ロードカナロア(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が、抜群の手応えのまま4コーナーを通過。直線に向いて各馬の差が一気に縮まり、残り200mを迎えて外から一気に抜け出し先頭に躍り出ると、ゴールまで後続の追撃を許さず堂々と押し切って、後方待機策から一気の末脚でゴール前で猛然と追い込んだ3番人気
ショウナンマイティ(牡5、栗東・
梅田智之厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分31秒5(良)。
さらに3/4馬身差の3着に、中団待機策で直線は
ロードカナロアの外から脚を伸ばした12番人気
ダノンシャーク(牡5、栗東・
大久保龍志厩舎)が入った。その後、1.3/4馬身差遅れての4着が15番人気
マイネイサベル(牝5、美浦・
水野貴広厩舎)、さらにハナ差の5着が16番人気
サクラゴスペル(牡5、美浦・
尾関知人厩舎)の順で確定。
なお、2番人気
グランプリボス(牡5、栗東・
矢作芳人厩舎)は、直線に向いて進路なく10着、昨年の
NHKマイルCの勝ち馬で4番人気
カレンブラックヒル(牡4、栗東・
平田修厩舎)は先行するも14着に終わった。
勝った
ロードカナロアは、
父キングカメハメハ、
母レディブラッサム、
その父Storm Catという血統。昨秋の
スプリンターズS、
香港スプリント、春の
高松宮記念を制しス
プリントGIを3連勝するなど、短距離界では世界を股にかけて強さを見せつけていた中、マイルGIという新たなカテゴリーへの挑戦。レースでは、前走・
高松宮記念記念を制した時と同じように、400mの距離延長も関係なしに堂々と抜け出してみせて、「世界の韋駄天」が「マイル王」の称号も獲得。昨年の
スプリンターズSから数えてGI4連覇を見事に決めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ロードカナロア(牡5)
騎手:
岩田康誠厩舎:栗東・安田隆行
父:キングカメハメハ母:レディブラッサム母父:Storm Cat馬主:ロードホースクラブ
生産者:ケイアイ
ファーム
通算成績:16戦11勝(海外1戦1勝、重賞7勝)
主な勝ち鞍:2012年
スプリンターズS(GI)、
香港スプリント(GI)、2013年
高松宮記念(GI)