CWコースの2コーナーから入って、2周目に追い切るという、いつものパターンで追い切られたのが、
マルセリーナ(栗東・松田博資厩舎)。画像は1周目のキャンターだが、非常に
リラックスした様子で、カメラ越しにも、体のメリハリが分かる良い状態に見える。
そして、6F標識を過ぎて、徐々にラップを上げていったが、普通キャンターを行っている、他厩舎の馬を目標にするような形で、次々にそれらを追い抜いていく軽快な走り。最後までその勢いは衰えず、時計は6F82.8〜5F67.6〜4F53.2〜3F39.4〜1F12.7秒と、2012年ヴィクトリアM3着時のような、道中で速いラップを刻んでいる。この追い切り以外の時計が軽い点は気になるが、今回の動きは好印象を受けた。
アグネスワルツ(栗東・
宮本博厩舎)はデビューから初めて、最終追い切りをCWコースで敢行。
国分恭介騎手が跨って、単走で追われたが、こちらは前半を控えて、後半を伸ばす形で、6F83.9〜5F68.5〜4F53.8〜3F39.4〜1F12.4秒。これまでは最終追い切りをDPコースで行うことが多かっただけに、今回の負荷が掛かるウッドチップでの追い切りは評価したいところ。(取材・写真:井内利彰)