安田記念に挑み12着だった
ナカヤマナイトは8時半過ぎに
柴田善臣騎手を鞍上に馬場入り。多くの馬が調整を進めるウッドチップコースに入って1頭でマイペースの調整だった。まわりの馬をさほど気にすることなく
リラックスした状態でしっかりとした足どりで進んだ。
調教後の記者会見でのやりとりは以下のとおり。
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ナカヤマナイト(二ノ宮敬宇調教師)
◎今調教が終わったところですが、今日の動きはどうだったでしょう?
今、ジョッキーとも話したところですが、力を抜いた
リラックスした走りで予定通りの調教ができたと思います。
◎今日も1頭での調整でしたが?
中2週ということで、体はだいぶできてますから、オーバーワークにならないように一頭で、今日はジョッキーに乗ってもらって、先週はうちのスタッフでやったんですが、体もできてるし内臓もできてるので、コンディションを整えるだけでいいのかと思って他の馬と併せることなく単走(1頭)でやりました。
◎去年の秋シーズンから疲れが残らなくなって思い通りの調整ができるようになったとおっしゃってましたが?
真面目な馬なのでね。調教でも一所懸命走ってくれるので、いいかなと思っても結果が伴わない時は疲れが残っていたのかなと反省はしてたので、どのレースも万全を期せるように、オーバーワークにならないようにと気をつけながらやってるんですけどね。そういう理由で先週も今週もレースを使った後ということで単走でやることにしました。
◎以前は調教の後、少しゴトゴトするような所があったそうですが、今日は上がって来た馬をご覧になっていかがでしたか?
使ったあとは多少疲労は残るんですが、回復力が本当に良くなったので調教の計画もしやすくなって、今日の動きも感じは良くて。悪い時はゴツゴツして前脚が出なくなったり、後ろ脚の踏み込みが悪くなったりするんですが、今はそんなに悪くないと思います。
◎とにかくカーッとする面があるということで、
リラックスが一番ということですが?
挑戦者なんでね。自然体で
リラックスして。人間もリキむことなく走らせるのが一番力を発揮できるんじゃないかと思ってます。
◎前回の
安田記念はマイル戦。厩舎としても我々ファンとしても楽しみな一戦だったんですが、あの結果はどうでとらえてますか?
非常に速い時計でこの馬にはかわいそうだったと思うんですが、全然僕は悲観してませんし、どこかでもうひとつ上の重賞を取れると思っている馬なので、前回の結果については気にしていません。
◎昨年の阪神への遠征ではちょっと結果が出ませんでしたが?
3歳、4歳、そして古馬になってきて輸送とか全ての面でだいぶ大人になってきたんでね。輸送については慣れてますし、気にしてませんけど。
◎阪神のコースについてはいかがでしょうか?
東京でも勝ってはいますが、右回りのほうが結果がいいようなので期待はしてます。
◎どこから大きなレースを取らせたい馬と常々おっしゃってますが?
力を抜いて挑戦できるので、そこが今回は一番いいかと思います。結果が伴えば一番いいですが、力は発揮できる状態にはあると思っています。
◎この季節、馬場状態は微妙ですが。
安田記念のように速い時計じゃなくて少し時計のかかる馬場になればいいなと思っています。
◎挑戦者としてということですが、どんなレースを期待されますか?
一番この馬に合ったレースをしてもらえばと思っています。あとはジョッキーに任せます。
◎まずは順調にここまできてますね?
GI、GIと続くんですが、だいぶ馬も大人になってきて、なるべく自然体で走れるように調整しています。
(取材:佐藤泉)
提供:ラジオNIKKEI