宝塚記念を制した
ゴールドシップは25日、運動などの軽い調整をこなした。
レース後の反動はみられない。須貝調教師は「カイバもよく食べるし、ひじょうに順調な状態。とても落ち着いています」と愛馬の体調の良さにホッと胸を撫で下ろしていた。
宝塚記念のレースぶりについては「あの競馬を見たかった。強い馬は強い競馬をせなアカン」と、無事に復活を遂げたことに満足している様子だ。
「(戦前に)後ろから行く、というイメージがついていたが、そうじゃない。(他馬が)並んでいったら、そこから行ける馬だから。」
気になる秋のローテーションについては「まだ未定」とのこと。
「年初から2013年は日本国内で競馬をするつもりでいましたから。今のところ、それを貫きたいという考えが強いですね。ただ『凱旋門に挑戦して欲しい』という声があるのはわかっています。だから、今後の状態次第で海外も視野には入れつつ、じっくり決めていくつもりです。
海外に行っても、チャンスは無きにしもあらずだと思うけど…。まだ、日本で頂点に立ったわけじゃないし。まだ、
オルフェーヴルと戦っていないからね。初対決は海外ではなく、国内がいいですね。軽い鼻出血だというし、近いうちに対決できるのが楽しみですよ。」
今後は、今週末に吉沢ウ
エストに放牧に出る予定。
「しばらくそこで過ごして、その後、夏をどう過ごすかは様子をみてから決めるつもり。まだ涼しいうちは」とのこと。慎重に秋に向けて調整を進める構えだ。(取材・写真:花岡貴子)