30日、福島競馬場で3歳馬によるハンデ重賞・
ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)が行われ、道中は後方のインコースに待機していた
横山典弘騎手騎乗の8番人気
ケイアイチョウサン(牡3、美浦・
小笠倫弘厩舎)が、直線に向いて一団となったところで進路を最内に取るとラチ沿いを縫うように突き抜けて差し切り、中団待機策からゴール前で追い込んだ14番人気
カシノピカチュウ(牡3、栗東・
牧田和弥厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分47秒9(良)。
さらにクビ差の3着に、好位追走からじわじわと差を詰めた5番人気
アドマイヤドバイ(牡3、栗東・橋田満厩舎)が入った。さらにアタマ差の4着に、早め抜け出しを図るも最後に甘くなった3番人気
フラムドグロワール(牡3、美浦・
藤沢和雄厩舎)、さらに1.1/2差の5着が6番人気
シャイニープリンス(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)の順で掲示板は確定。
なお、2番人気
インプロヴァイズ(牡3、美浦・
堀宣行厩舎)は10着、1番人気
ガイヤースヴェルト(牡3、美浦・
斎藤誠厩舎)は15着とそれぞれ惨敗に終わった。
勝った
ケイアイチョウサンは、
父ステイゴールド、
母シャドウシルエット、
その父シンボリクリスエスという血統。5戦目で初勝利を挙げた直後、1月の
京成杯では3着に入り素質の高さをアピールしていたが、クラシックには賞金不足で進めずじまい。この春は500万を快勝し、前走は古馬相手の1000万で7着。久々に重賞の舞台に帰ってきたこの日は8番人気に留まっていたが、初コンビ・
横山典弘騎手の道中、そして最後の直線と頑なに貫いた「最内強襲」の美技が見事に嵌って嬉しい重賞初制覇。通算3勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ケイアイチョウサン(牡3)
騎手:
横山典弘厩舎:美浦・
小笠倫弘父:ステイゴールド母:シャドウシルエット母父:シンボリクリスエス馬主:
チョウサン生産者:坂東牧場
通算成績:11戦3勝(重賞1勝)