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勝ち時計は1分59秒7、極悪馬場を捌いた牝馬レッドリヴェールが差し切りV/札幌2歳S

  • 2013年08月31日(土) 17時30分
 31日、函館競馬場で札幌2歳S(2歳・GIII・芝1800m)が行われ、レース序盤は後方から3番手を追走していた岩田康誠騎手騎乗の2番人気レッドリヴェール(牝2、栗東・須貝尚介厩舎)が、極悪の不良馬場に脚を取られて各馬が苦しむ3コーナー辺りから、内ラチ沿いを通ってスルスルと浮上。4コーナー手前で外へ持ち出されながら先行集団へ急接近し、直線半ばで逃げ込みを図る4番人気マイネグレヴィル(牝2、美浦・和田正道厩舎)を捕らえて差し切り、最後はクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒7(不良)。

 さらに7馬身差の3着に、インコースの好位を追走して踏ん張った6番人気ハイアーレート(牡2、美浦・大久保洋吉厩舎)が入った。さらに大きく離れて7番人気ピオネロ(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)が4着、1番人気マイネルフロスト(牡2、美浦・高木登厩舎)は道悪に苦しみ5着に終わった。

 なお、3番人気オールステイ(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)は9着に敗れている。

 勝ったレッドリヴェールは、父ステイゴールド母ディソサードその父Dixieland Bandという血統。6月1日の阪神芝1600mの新馬を制し、この世代最初の勝ち名乗りを挙げて以来の3か月ぶり、芝1800mで1分59秒7の勝ち時計や、自身の上がり3F41秒3(メンバー中最速)という数字が物語るように、2歳馬にとっては非常に厳しい馬場コンディションでの一戦。それでも、道悪馬場では滅法強さを見せるステイゴールド産駒の強みも存分に生かして差し切り、嬉しい重賞初制覇を飾った。

【勝ち馬プロフィール】
レッドリヴェール(牝2)
騎手:岩田康誠
厩舎:栗東・須貝尚介
父:ステイゴールド
母:ディソサード
母父:Dixieland Band
馬主:東京ホースレーシング
生産者:社台ファー
通算成績:2戦2勝(重賞1勝)

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