絶好のスタートが裏目に出てしまった。1番人気の
ジェンティルドンナは4馬身差の2着。引き揚げてきた岩田は「スタートがびっくりするぐらい良過ぎた」と唇をかんだ。
よどみのないラップを刻みながら逃げる
トウケイヘイローを追い掛けるように2番手を追走。「下げるわけにもいかないので。レース前はどこでもいいと思っていたが、前に行った分、折り合いを欠くところもあった」と振り返る。直線でかわして先頭に立ったところ、並ぶ間もなく
ジャスタウェイに一気に抜き去られた。「こちらも伸びてはいるが、向こうがすごい脚を使った」と相手をたたえるしかなかった。
「勝たせたかった」と岩田は悔しそうにつぶやきながらも「1度良くなるのでは」と前を向く。予定されている連覇がかかる
ジャパンC(11月24日・東京、芝2400m)で輝きを取り戻す。
提供:デイリースポーツ