2006年の
高松宮記念を制し、引退後は北海道浦河町の
イーストスタッドにけい養されていた
オレハマッテルゼ(牡13)が、10月30日に腰萎症のため死亡したことが発表された。
同馬は
父サンデーサイレンス、
母カーリーエンジェル、
その父ジャッジアンジェルーチという血統。近親には母子2代の
オークス制覇を成し遂げた
エアグルーヴがいる。2003年に競走馬としてデビューし、2005年にオープンまで昇級すると、その後は短距離〜マイルの重賞戦線で活躍。2006年の
高松宮記念、
京王杯スプリングカップを制した。
通算38戦9勝で2007年に引退し、種牡馬としては初年度産駒から2012年の
チューリップ賞、2013年の
京都牝馬Sを制した
ハナズゴールを輩出。その活躍を受けて種付け頭数も増えていたところだった。
オレハマッテルゼの種牡馬としての可能性をいち早く見抜き、産駒の
ハナズゴールを所有するマイケル・タバート氏は、以下のようにコメントした。
「残念です。本当にいい種牡馬だと思っていました。何とか
ハナズゴールにGIを勝たせないといけない、という思いがより一層強くなりました」
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オレハマッテルゼ(牡13)
厩舎:栗東・
音無秀孝父:サンデーサイレンス母:カーリーエンジェル母父:ジャッジアンジェルーチ馬主:小田切有一
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:38戦9勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2006年
高松宮記念、2006年
京王杯スプリングカップ