「第6回
カペラS・GIII」(ダート1200m)は8日、中山11Rに16頭で争われ、6番人気の
ノーザンリバー(栗東・浅見)がダートでは初となる重賞タイトルを獲得。好位追走から直線で力強く抜け出し、鋭く迫る7番人気
スノードラゴンを首差抑えてゴールした。勝ちタイムは1分10秒7。連覇がかかっていた2番人気の
シルクフォーチュンはいつものように後方から追い上げたが、さらに半馬身差の3着。なお、1番人気の
スイートジュエリーは直線で伸びを欠き9着に敗れた。
鮮やかに11年の
アーリントンカップ以来となる約2年10カ月ぶりの重賞勝ちを果たした。
ベテランの好判断が光った。スタートは決して速くはなかったが、鞍上の柴田善は「いい枠だったから前に入れればと思った」と積極的に好位を取りに行く。4角では抜群の手応え。最後は首差まで詰め寄られたが、着差以上に余裕があった。
芝の重賞だけでなくダートでもタイトルを獲得。「千四でも大丈夫。距離に幅があるから先が楽しみ」と期待を寄せる。混戦のダート短距離界に楽しみな新星が誕生した。
提供:デイリースポーツ