園田競馬場(天候・晴、馬場状態・重)で行われたダート
グレード競走・第13回
兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII・1400m・3歳以上ハンデ・1着賞金2100万円)は、地元兵庫から3頭、
JRAから4頭、他地区4頭の合わせて11頭が出走した。
最初のスタンド前で先行争いが激しくなったが、1コーナーから先手を奪ったのは去年の覇者
ティアップワイルドだった。ほぼ並びかける形で3歳馬
エーシントップが2番手、
JRA勢がレースを引っ張っていく。その後ろに高知の
ファイアーフロートが続いた。
向正面で動きを見せたのは、
JRAの
ドリームバレンチノだった。3コーナーを回る時点ですでに先頭に立ち、
エーシントップが2番手で食い下がる。
ティアップワイルドは完全に後退し、高知の
エプソムアーロンなどが後方から追い上げる。
最後の直線では、
ドリームバレンチノがさらに後続を離し独走。4馬身差の圧勝となった。勝ちタイムは1分25秒5。鞍上は
JRAの
岩田康誠騎手。2着には
エプソムアーロンが上がり、馬群の中から追い込んできた
JRAの
ダイショウジェットがさらに4馬身遅れての3着に入った。
勝った
ドリームバレンチノは
父ロージズインメイ、
母コスモヴァレンチ(
その父マイネルラヴ)という血統の牡6歳・青毛馬。
JRA栗東・加用正調教師の管理馬。通算成績は32戦10勝(うち地方2戦1勝)となった。初めてのダート戦だった前走の
JBCスプリントで2着、今回がダート2戦目で適正の高さを証明した。芝の重賞では去年の
函館スプリントステークス、今年の
シルクロードステークスを勝っているが、ダートの重賞制覇はこれが初めて。
提供:ラジオNIKKEI