27日、都内のホテルで2013年度の
JRA賞授賞式が開催された。
年度代表馬・
最優秀短距離馬に輝いた
ロードカナロアの
岩田康誠騎手は「一戦一戦気が抜けないレースだったので、本当に結果を出せて良かったと思います。普段は大人しく、レースにいったら一生懸命走ってくれる子でした。子供たちにはぜひ乗りたいですね」と語った。
また、安田隆行調教師は「
安田記念は自分自身も緊張もしましたし、ゴールに入った時の喜びはひとしおでした。世界の香港で連覇出来たことは、ちょっと信じられなかったんですけど、現実に
ロードカナロアが制したというのは…本当にえらい馬だなと思いました。それと、チーム安田のケアのお蔭だなと思ってます。昨年香港でインタビューを受けたんですけど、『今の気持ちは?』と聞かれた時に、『いずれ
ロードカナロアの子供で香港に来ます!』と言って来ました」。
オーナーのロードホースクラブ 中村伊三美氏は「
年度代表馬を受賞させていただき、ずっしりと重いですね。1200mって言われてたんですけど、
安田記念を勝てたことは大きかったです。強いなと思いました。これほど、自分たちの期待に応えてくれた馬はいないです。またこれから子供たちが2、3年後に出て来ますので、その時はよろしくお願いします」と述べた。
また、
最優秀4歳以上牡馬に選ばれた
オルフェーヴルの
池江泰寿調教師は「ケガさせることなく最強のまま引退することが出来て、ホッとしました。一番の想い出のレースは、いろいろありましたが
阪神大賞典ですね。子供は…、言わなくてもみなさんわかっていると思いますが、やっぱり
オルフェーヴルの子供で
凱旋門賞です。2年連続1番人気で勝てなかったので、なんとか子供で勝ちたいです」と述べ、馬主の吉田俊介氏は「引退が決まっていた
有馬記念で、8馬身差で勝てたことは、とても嬉しかったです。最後の勝ち方が良かったので、一番の想い出のレースは
有馬記念ですね」と語った。
その他、第80回の節目のダービーを制した
キズナ(
最優秀3歳牡馬)や、史上初の
ジャパンC連覇を果たした
ジェンティルドンナ(
最優秀4歳以上牝馬)の陣営らが表彰を受けた。(取材・写真:赤見千尋)
■授賞式の詳細レポートは、1/28(火)18時公開のコラム「
競馬の職人」にて公開いたします。