ダービーの借りを返す――。
菊花賞馬
エピファネイアが、再戦へ向けて体を研ぎ澄ましてきた。1週前追い切りでは、栗東CWで5F67秒9-37秒7-12秒2をマーク。きれいな後傾ラップを刻み、順調さをアピールした。感触を確かめた福永は開口一番「完璧」と絶賛。「去年の秋と同じような感じできている。太め感もないし、順調なのが何より」と好感触を口にした。
オルフェーヴルが引退し、古馬の中距離路線は群雄割拠の様相。「今年は
ジャスタウェイとこの馬の二本柱でいく」とユーイチは力を込める。
大阪杯の後には香港遠征を予定している。クイーンエリザベス2世C(4月27日・シャティン、芝2000m)に選出され、招待を受諾。始動戦で存在感を示して海を渡る。
古馬の筆頭格
ショウナンマイティが巻き返しに燃えている。前走の
東京新聞杯は10着に敗れたが、「前回は2度も長距離輸送をした上、2度目の輸送はさらに時間を要したからね」と梅田智師は大雪によるアク
シデントを敗因に挙げる。1週前追い切りは栗東芝で4F58秒0-13秒2(馬なり)。20日にもCWで5F62秒8をマークしており、今週はセーブした内容だったが、1度実戦を使われ良化気配はうかがえる。「まだ
ピーク時の出来には物足りないけど、前回よりはいい状態で臨める。現段階でこの相手にどこまでやれるか」と指揮官。これまでGIタイトルこそ無縁だが、実績的には上位の存在。
オルフェーヴルや
ロードカナロアと接戦を繰り広げた実力はまだまだ衰えてはいない。
提供:デイリースポーツ