19日、中山競馬場で行われたフラワーC(G3・芝1800m)は、
福永祐一騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝140円)
シーザリオ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)が好位追走から徐々に進出し、逃げ粘る5番人気
スルーレートを2.1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分49秒0(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には7番人気
アルフォンシーヌが入り、2番人気
ラドランファーマは直線追い込むも4着までだった。
勝った
シーザリオは、
父スペシャルウィーク、母がラトガーズBCH(米G3)の勝ち馬
キロフプリミエール(
その父Sadler's Wells)という血統。従兄がゴーテンベルグ
Gothenberg(
父ポリッシュパトリオット、愛インタナショナルS-愛G2)で、叔母に97年函館ス
プリントS(G3)2着の
マザーメリー(
父Lyphard)がいる。昨年12月のデビュー戦(阪神・芝1600m)を制すと、続く牡馬相手の
寒竹賞(中山・芝2000m)では、同日の
若葉S(OP)を制した
アドマイヤフジ(牡3、栗東・橋田満厩舎)などを制し勝利していた。通算成績3戦3勝。デビュー3戦でのフラワーC制覇は、昨年の
ダンスインザムード(牝4、美浦・
藤沢和雄厩舎)に並ぶ最少キャリアとなる。
鞍上の
福永祐一騎手は、
ラインクラフトで制した13日の
フィリーズレビュー(G2)に続き2週連続の重賞制覇で
JRA重賞今年6勝目。通算では41勝目。管理する角居勝彦調教師は
ハットトリックで制した
東京新聞杯(G3)に続き、
JRA重賞は今年3勝目で通算6勝目。福永騎手、角居調教師ともに同レース初制覇となった。