5月18日(日)、東京競馬場で行われる
ヴィクトリアマイル(GI・芝1600m)に出走予定の美浦所属各馬の関係者のコメント。
堀宣行厩舎の
エクセラントカーヴ(牝5)、
エバーブロッサム(牝4)、
レイカーラ(牝5)について、橋本篤典調教助手。
「
エクセラントカーヴは骨折で長く休みましたが、骨折前のレース後は元々ひと息入れるつもりでしたから、良い休養になったという感じです。ここは目標のレースでしたから、1度使ったことで上積みはあると思います。今日(5/15)は馬場入りをするまで
テンションが高くなっていたので、競馬ではそれが出なければ良いなと思いますが、調教駆けする馬ということもあり、追い切りの動きも良かったですし、仕上がりも良かったですね。
エバーブロッサムは、先週、今週とブリンカーを着けてみました。反応も良く効果がありますので、競馬でも装着します。体はさほど絞れた感じはありませんが、それよりもフレッシュな状態で臨めるのは良いことですし、1度使って上向いてきています。
レイカーラの前走(
福島牝馬S・GIII・芝1800m・7着)時は、福島への輸送競馬で、当日は
テンションが上がってしまいました。あれほど負ける馬ではないはずですが、直前で強く調教をやったのが影響した感じもあるので、中2週ということもあり、今日(5/15)は単走でサラッとソフトにやりました。2走前の
東京新聞杯(GIII・芝1600・6着)でも直線でうまくさばければ、あわやという場面もありそうでしたから、東京の1600mに替わるのはプラスでしょう」
ケイアイエレガント(牝5・尾形充弘厩舎)について、尾形調教師。
「前走の
福島牝馬S(1着)は結構良い競馬をしたので、レース後10日間は疲れを取るのに専念しました。楽をさせたのもありますが、体も増えていますし、日曜日(5/11)に時計も出せました。今週(5/14)は坂路でやりましたが、最終追い切りとしては良かったと思います。今回は相手が強くなりますけど、状態は悪くないですし、前で競馬もできますから、頑張ってほしいですね」
プリンセスメモリー(牝7・高橋義博厩舎)について、高橋調教師。
「今日(5/15)の追い切りは、今の坂路を考えると時計が速かったですが、稽古は動く馬ですからね。一瞬の脚しか使えないタイプなので、久々のマイル戦の今回は、その脚をどこで使うかですが、ジョッキー(
北村宏司騎手)は以前もずっと乗ってくれていていましたし、この馬のことはわかってくれていると思いますよ」(取材・写真:佐々木祥恵)