ホエールキャプチャと並んで内ラチ沿いの中団を追走した
メイショウマンボ。昨年の
最優秀3歳牝馬は最短距離を通って勝ち馬をインから猛追した。しかし、最後は1/2馬身及ばず4つ目のGIタイトル奪取はならなかった。
「昨年秋の絶好調時だったら勝っていた」と無念の表情を見せた武幸。「まだ(馬体が)薄っぺらい感じ。物足りなさがあった」とGIを連勝した当時の体調に戻り切らない現状がもどかしそうだ。
それでも7着に完敗した
大阪杯とは違って意地は見せた。飯田祐師は「3冠レースで走りながら次の年に走らなかった馬もいるが、そういうことがなかった。底力と強い気持ちで走ってくれた」。3月に開業、2月末に勇退した父・明弘氏から受け継いだ愛馬の頑張りにホッとした表情を浮かべた。「枠順を見て内を狙っていこうと決めていた。予定していた競馬はできた。勝った馬はうまくいったから」と復活の手応えをつかんだ口ぶりだ。
「いくらか戻ってはきたが、あとは状態を戻すこと」とトレーナー。次走は未定だが、近いうちに本来の走りが期待できそうだ。
提供:デイリースポーツ