前走で重賞初制覇を果たした
ナムラビクターが重賞連覇を狙う。それを交流重賞で力を付けた
ワイルドフラッパー、2走前の
マーチSで初重賞制覇の
ソロル、古豪
トウショウフリーク、
ナイスミーチューといったところが阻止できるか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。
■5/24(土)
平安S(4歳上・GIII・京都ダ1900m)
ナムラビクター(牡5、栗東・福島信晴厩舎)は3歳時に骨折し、その後長期休養を経てレースに復帰。使いながら徐々に調子を上げ、
仁川S、
アンタレスSと連勝し重賞を制覇。持っていた素質がここにきて開花してきた。その初重賞制覇となった
アンタレスSでは2012年のJCDを制している
ニホンピロアワーズをねじ伏せてのものだから価値は高い。ここが真価を問われる一戦となりそうだが、重賞連覇でGI戦線でも戦えるところを見せたい。
ソロル(牡4、栗東・
中竹和也厩舎)は
マーチSで重賞初制覇も、前走の
アンタレスSでは12着と惨敗。その前走はプラス12キロの馬体重増だったし、太目残りが響いたか。京都コースへ舞台が替わるのは問題ないし、ここは巻き返しに期待。
トウショウフリーク(牡7、栗東・
今野貞一厩舎)は逃げてしぶとい馬だが、前走は内から差してくるという今までにない競馬で
ニホンピロアワーズに先着した。レースの幅が広がったのは大きいし、ここでも上位争いは十分に可能だ。
ワイルドフラッパー(牝5、栗東・松田国英厩舎)は
エンプレス杯、
マリーンCと交流重賞をともに圧勝。着実に力を付けているし、中央場所での牡馬相手のここは真価を問われる一戦。
その他、別定戦の1900mで見直したい
ナイスミーチュー(牡7、栗東・橋口弘次郎厩舎)、素質は確かなものを持っている
ジェベルムーサ(牡4、美浦・
大竹正博厩舎)、ダートで素質が開花してきた
グランプリブラッド(牡5、栗東・
矢作芳人厩舎)、前走が豪快な勝ちっぷりの
ラガートモヒーロ(牡5、栗東・柴田政見厩舎)なども出走を予定している。発走は15時35分。