25日、東京競馬場で
オークス(3歳・牝・GI・芝2400m)が行われ、中団でレースを進めた
岩田康誠騎手騎乗の2番人気
ヌーヴォレコルト(牝3、美浦・
斎藤誠厩舎)が、直線に入って初めこそ狭いところにいたものの、進路を確保してから脚を伸ばして残り200m地点で抜け出し、大外から猛追する1番人気
ハープスター(牝3、栗東・松田博資厩舎)をクビ差退けて優勝した。勝ちタイムは2分25秒8(良)。
さらにクビ差の3着には、内を抜けて
ヌーヴォレコルトを追った3番人気
バウンスシャッセ(牝3、美浦・
藤沢和雄厩舎)が入った。
勝った
ヌーヴォレコルトは、
父ハーツクライ、
母オメガスピリット、
その父スピニングワールドという血統。
チューリップ賞で2着、
桜花賞で3着と
ハープスターの後塵を拝してきたが、この大一番で見事逆転を果たし、女王の座に輝いた。また、鞍上の
岩田康誠騎手は、この勝利で5大クラシック制覇を達成した。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ヌーヴォレコルト(牝3)
騎手:
岩田康誠厩舎:美浦・
斎藤誠父:ハーツクライ母:オメガスピリット母父:スピニングワールド馬主:原礼子
生産者:社台
ファーム
通算成績:6戦3勝(重賞1勝)
【勝利ジョッキー・
岩田康誠騎手のコメント】
馬の状態も良く落ち着きもあったので、正攻法で負けたら仕方が無いという競馬をしました。本当に賢い馬で折り合いもつきますし、左回りも上手なので距離は保つと思いました。
(レースでは)終始
リラックスして4コーナーを迎えて、直線で前が空くのを待って追い出しました。内(
バウンスシャッセ)と外(
ハープスター)の気配は感じていましたけど、馬の余力は残っていたので、なんとかもってくれと思っていました。
(5大クラシックを制覇して)それ自体は嬉しいのですが、自分のふがいない騎乗で後藤(浩輝)騎手に怪我をさせてしまったのを反省しています。1日も早い復帰を願っています。