6月1日(日)に東京競馬場で行われる第81回
日本ダービーに出走する
イスラボニータ(牡3・栗田博憲厩舎)を管理する栗田博憲調教師の共同記者会見の様子をお届けする。
「今日は少し我慢させながら、どれだけ反応できるかを見る内容の追い切りをしました。ジョッキーも内容に満足していたようです。
ここまで無事に来たことを嬉しく思っていますし。順調にレースまで持っていくのが厩舎の1番のつとめですから、ここまで無事に来たことを嬉しく思っています。前走の
皐月賞(GI・芝2000m・1着)は、
ゴーサインに反応して動いてくれましたし、内容も満足しています。
この馬を初めて見た時は、体がコンパクトだなと思いましたが、歩様が柔らかくしなやかな動きをするのが印象に残っています。
共同通信杯(GIII・芝1800m・1着)では、馬ごみに入りながらも外に持ち出したのを見て、だいぶ成長しているなと思いましたし、その走りが
皐月賞につながったと思います。
2冠に向かってとは、恐れ多くて言えないですけど、このレースは皆が狙っていますし、良いレースができればと思っています。正攻法と言いますか、ある程度、良いところにつけていって、仕掛けたところからどれだけ弾けるかでしょうね。
初めてダービーに挑戦したのは確か30年前でしたが、その当時子供だったのが良い大人になっているという歳月ですし、30年前のことは忘れたことにしましょう(笑)。(前回のダービー挑戦から17年振りですね?と聞かれて)17歳の青年のつもりでいます(笑)。
これまで内枠の方が良い結果を出していますので、ある程度、内の枠を引いてくれれば良いなとは思いますけど、当たった枠を素直に受け止めてレースをします。
大観衆の前のスタートになりますが、それも乗り越えなければならないことですし、条件は皆同じですから、細かいことは言ってはいられませんね。
ダービーでどういう走りを見せてくれるかわかりませんが、遅生まれの馬がここまで一生懸命頑張ってくれていますし、応援して頂ければ嬉しいです」(取材・写真:佐々木祥恵)