『POGの達人』誌上で毎年活躍馬が推奨される「オススメ10頭」達人たちの中から栗山求氏のオススメ10頭を大公開!
◆活躍馬の全弟妹パスが腕の見せ所悩みながらも配合妙味がある馬を選択
重賞勝ち馬の全弟全妹は指名しないという自己ルールなので、母オリエンタルアート、母ドナブリーニ、母クロウキャニオン、母ラヴアンドバブルズ、母トゥザヴィクトリーといった評判馬は指名できない。しかし、新しい配合は次から次へと誕生する。ニューモデルの好配合馬をいち早く発見し、リストに加えるのが配合派の楽しみであり、腕の見せどころだ。
今年の1位指名は母ポルトフィーノ。「ディープ×トニービン」は勝ち上がり率こそいいものの、パンチが足りない。しかし、ディープとトニービンの間に硬めの血を挟むと、硬軟のバランスが取れて配合が引き締まる。ちなみにハープスターはこのパターンから誕生した(ディープ×ファルブラヴ×トニービン)。母ポルトフィーノは「ディープ×クロフネ×トニービン」なので同パターン。エアグルーヴの牝系は完成が遅いところがあり、母の父にクロフネを入れたことでPOG向きになることを期待したい。全兄は高い評価を得ながら競走馬になれなかった。全弟がこの配合の真価を証明する。
母レーヴドスカーはレーヴディソールをはじめ兄姉がもれなく走っているおなじみの血統。体質の弱さがあるので、父キンカメの頑健さが加わるのは歓迎。配合的にも隙がない。
母ラヴズオンリーミーはラングレーの全弟。「ディープ×ストームキャット」がすべて走るわけではないが、この馬は典型的な走るパターンに属している。昨年指名した兄には見どころがあった。弟には兄超えを期待したい。
母ハウオリは「ディープ×キンカメ×トニービン」。ハープスターや母ポルトフィーノと同パターンで、デニムアンドルビーにも似ている。
母ヴィートマルシェはアルザオ≒ダンシングブレーヴ3×3で、「ディープ×フレンチ」も走るパターン。
母ディラローシェはフェノーメノの下。デインヒルを持つディープ産駒はミッキーアイルをはじめ走っている。
母ファーストバイオリンは「底力あふれるフミノイマージン」的配合。
母ラヴィーズラヴィンは
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