1日、東京競馬場で
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)が行われ、いつもとは違い先団でレースを進めた
横山典弘騎手騎乗の3番人気
ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、直線で好位からの抜け出しを図る1番人気
イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博憲厩舎)との叩き合いを制し、これを3/4馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは2分24秒6(良)。
さらに1.1/2馬身差の3着には、最内をついて脚を伸ばした12番人気
マイネルフロスト(牡3、美浦・
高木登厩舎)が入った。なお、2番人気
トゥザワールド(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)は追撃及ばず5着に終わった。また、13番人気
エキマエ(牡3、美浦・
中川公成厩舎)は4コーナーで競走を中止した。
勝った
ワンアンドオンリーは、
父ハーツクライ、
母ヴァーチュ、
その父タイキシャトルという血統。この大一番で鞍上の名手・
横山典弘騎手はこれまでの中団〜後方待機策ではなく好位からの競馬を選択。これに見事応えて
皐月賞馬
イスラボニータを下し、2011年生まれのサラブレッド7123頭の頂点に立った。また、同馬を管理する橋口弘次郎調教師は
ダンスインザダーク、
ハーツクライ、
リーチザクラウン、
ローズキングダムとこれまで4度、2着で涙をのんできたが、その
ハーツクライの仔でついに悲願のダービー制覇を成し遂げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ワンアンドオンリー(牡3)
騎手:
横山典弘厩舎:栗東・橋口弘次郎
父:ハーツクライ母:ヴァーチュ母父:タイキシャトル馬主:前田幸治
生産者:ノースヒルズ
通算成績:9戦3勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)
【勝利ジョッキー・
横山典弘騎手のコメント】
(橋口)先生にはいつもお世話になっていますので、何とか頑張るしかないと思っていました。本当に勝てて良かったです。どのレースでもそうですけど、ゴール板が遠かったです。
前回は行き脚がつかなかったのですが、今回はスタッフも先生もキッチリ仕上げてくれて、スタートも良く、無理なく好位置で競馬を進めることができました。
お父さんに比べてまだまだヨタヨタしているところがありますが、それでダービーを勝てるんですから凄いですね。これからも順調にいって大きいところで頑張ってもらいたいと思います。