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ジャスタウェイ須貝師は追い切りに納得「指示通りの内容。良かったと思う」/安田記念

デイリースポーツ
  • 2014年06月05日(木) 12時00分
 これぞ世界の豪脚だ。目下3連勝中、破竹の快進撃を続けるジャスタウェイは栗東坂路で最終リハ。力強いフットワークを繰り出す姿に、須貝師は「息を整える程度だったが、指示通りの内容。良かったと思う」と納得の笑みをこぼした。

 コレクターアイテム(4歳1000万下)を2馬身ほど後方から追走する形でスタート。じわじわと加速して相手を追い詰め、余力十分に1馬身先着を果たした。タイムは4F52秒3-38秒1-12秒4。騎乗した榎本助手は「思っていたよりも速い時計が出ていた。帰国後も回復が早かったし、今までで一番いい仕上がり」と満足そうに振り返った。

 素質馬が見事に覚醒した。ジェンティルドンナに4馬身差をつけて昨秋の天皇賞を制すると、年明けの中山記念を完勝。続くドバイデューティフリーでは世界の強豪を相手に圧巻のレコード勝ちを決めた。4月に国際競馬統括機関連盟(IFHA)から発表された「ワールドベストレースホースランキング」では日本調教馬として初の単独1位に輝いた。「ドバイ後に海外からいろいろとオファーはあったけど、日本のファンに、強いジャスタウェイを見せたかったので」と指揮官は今回の参戦理由を説明。凱旋Vに力を込めた。

 主戦・福永の騎乗停止は誤算に違いないが、12、13年の毎日王冠(いずれも2着)で騎乗経験のある柴田善が代打を務める。「いい状態を感じて乗ってくれると思う」とベテランの手綱さばきに期待を寄せる。「世界が注目しているし、ここで変な競馬は見せられないね」。宝塚記念(29日・阪神、芝2200m)、そして秋の凱旋門賞・仏GI(10月5日・ロンシャン、芝2400m)に向けても負けられない一戦。豪華メンバーを打ち破り、改めてその力を誇示したい。

提供:デイリースポーツ

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