昨年は
ジャスタウェイが出走していたように、毎年強豪や勢いのある馬が集う
エプソムカップ。今年は
ダークシャドウや
ペルーサといった古豪と、前走で初重賞制覇を達成した
マーティンボロや初重賞制覇を達成したい
マジェスティハーツ辺りとの対決が見どころとなりそう。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■6/15(日)
エプソムC(3歳上・GIII・東京芝1800m)
ダークシャドウ(牡7、美浦・
堀宣行厩舎)は昨秋の天皇賞前の調教中に柵を飛び越えるアク
シデントがあって、それからの2戦は16着、11着と惨敗。力のある馬だが、往年の力は望めないかもしれない。しかし、このメンバーなら実績が違い過ぎるし、前走から立て直された効果があれば巻返しがあっても良い。復活が期待される場面。
ペルーサ(牡7、美浦・
藤沢和雄厩舎)はデビューから4連勝でダービーに挑んだ素質馬。大きく出遅れることが多いが、ここでは
天皇賞(秋)2着など実績上位。長期休養明けの前走で惨敗し、更に間隔が開くこととなったが、立て直っていればベストの条件で上位争いが可能だろう。
マイネルラクリマ(牡6、美浦・
上原博之厩舎)は昨夏から秋に掛けて重賞戦線で活躍。ハンデ戦で重いハンデを背負わされながらも常に上位争いを演じた。今季はあまり結果が出ていないが、2走前は強力メンバーの
中山記念で4着と悪くないし、前走は海外遠征での負け。このメンバーなら上位争いが期待できそうだ。
マーティンボロ(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)は長く使える末脚が武器。前走は初重賞挑戦でいきなりの制覇。素質の高さを見せた。もう5歳だが本格化ムードだし、今回のメンバー相手にどれだけやれるか注目したいところ。
マジェスティハーツ(牡4、栗東・松永昌博厩舎)は
神戸新聞杯で2着に入線し、
菊花賞でも2番人気に支持された馬。母
父ボストンハーバーの影響もあって
菊花賞は距離が保たなかったが、リゲルS惨敗後立て直されたここ2走は連続2着。今回の東京芝1800mという条件はいかにも向きそうだし、フレッシュさで古豪達を撃破することができるか。
その他、近走不振も
有馬記念5着と力のある
タマモベストプレイ(牡4、栗東・南井克巳厩舎)、裂蹄防止テープを巻き続けているがそれでも堅実に走る
ディサイファ(牡5、美浦・小島太厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時45分。