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ディサイファが重賞初制覇、小島太師「夏を越せば本物になる可能性がある」/エプソムC

デイリースポーツ
  • 2014年06月16日(月) 12時00分
 良血馬の素質が開花した。「第31回エプソムC・GIII」(芝1800m)は15日、東京11Rに17頭で争われ、2番人気のディサイファ(美浦・小島太)が1分46秒2のタイムで勝利。福島記念4着、中山金杯3着と重賞ではあと一歩の競馬が続いていたが、3度目の挑戦で初のタイトルを獲得した。道中は中団の内めを追走。直線で早めに先頭に立った4番人気のマイネルラクリマ(2着)を内から追い詰め、最後は頭差かわしてゴールを駆け抜けた。さらに1馬身1/4差の3着は8番人気のダークシャドウ。なお、1番人気のマジェスティハーツは最後方追走から直線で内をついて伸びたが、6着に敗れた。

 全6勝のうちコンビで4勝目となった四位は「一瞬、前が狭くなってもたもたしたが、前があいてからは将雅(川田)の馬(2着マイネルラクリマ)に自分から襲いかかった。抑え切れないぐらいの闘争心があったのが良かったね」と相棒の強靱な精神力に勝因を求め、したたり落ちる大粒の汗をぬぐった。

「大人っぽくなってきたのでこれからでしょう。夏を越せば本物になる可能性がある」と小島太師。次走については「得意の洋芝へ行くかも」と話し、函館記念(7月20日・函館、芝2000m)や札幌記念(8月24日・札幌、芝2000m)を視野に入れる。もちろん、その結果次第では秋のGI挑戦も現実味を帯びてくる。

 トレーナーが「GIIかGIIIを使って、そこで(次を)考える」と楽しみにすれば、主戦も「大事にしてきた馬なので、もっと上でやってほしい」と腕をぶす。実りの秋へと夢をつなげる走りを、夏の北海道シリーズでも見せてほしい。

提供:デイリースポーツ

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