函館ス
プリントS(GIII・芝1200m)に出走する
セイコーライコウ(牡7・美浦・鈴木康弘厩舎)が、今朝、美浦トレセンで最終追い切りを行った。なお同馬は、明日6月19日朝、函館に出発する。管理する鈴木康弘調教師に話を聞いた。
「前走(韋駄天S・OP)は、独特のレースになる新潟の直線1000mでどうなるかと思っていましたけど、強い勝ち方をしてくれました。内めの枠でしたが、道中は馬場の外の良いところを通って、馬也で先頭に立ちました。前半は少しセーブする競馬でしたが、
柴田善臣騎手はそのような競馬もイメージできていたと思います。千直であれほど余裕のある競馬をするというのもあまりないですね。
前走後は馬体の回復も速く、レース後1週間もたたないうちにここを使うと決めました。中間も順調に来ています。先週は坂路2本でしたが、馬場が悪かったために加減しての調教でした。今週(6/18)は2本目に速い時計を出すつもりでしたが、掛かったために1本目の方が時計が速くなり、指示とは逆になってしまいました。少しチグハグな追い切りでしたが、順調に来ていますからね。昨年の長期休養明け時は、レースを使うまで脚元と相談しながらやっていましたが、今はパンとしてきましたし、脚元も問題ありません。
先週の函館は時計が速かったようですが、時計のかかる馬場を得意としていますので、洋芝は合うと思います。以前、函館でも走っていますし、新潟や福島でも競馬をしていますので、輸送も問題ないでしょう。明日木曜日の朝に函館に出発します。函館へは朝と夕方の2便ありますが、朝の出発にすれば、到着して函館で夜に休めますからね。
リラックスしてレースに向かえればと思っています。今回は重賞ということで、強い馬たちに挑戦するつもりで臨みますが、この馬の調子も良いですから頑張ってもらいたいです」(取材・写真:佐々木祥恵)