今週末、東京競馬場でデビューする美浦所属の2歳馬4頭をピックアップして取材した。
●6月28日(土) 東京5R 芝1600m
ブライトエンブレム(牡2・美浦・
小島茂之厩舎)
父ネオユニヴァース 母ブラックエンブレム 母
父ウォーエンブレム小島茂之調教師。
「母とは顔が似ていますね。それ以外は父似だと思います。母は神経質な面もありましたし、父も元気な馬ですから、この馬もうるさいかと思っていましたが、大人しくて扱いやすい子ですね。体が大きいので新馬向きではありませんが、ここまでしっかり調教はできています。周囲の期待が高くてプレッシャーもありますが、楽しみな馬です」
ヘイジーブロンド(牝2・美浦・
斎藤誠厩舎)
父フレンチデピュティ 母マッチザピース 母
父ジェイドロバリー鈴木勝久調教助手。
「ゲート試験に合格した後、放牧に出て再入厩しました。追い切りでも好時計も出ていますし、先週、今週と動きも良く、仕上がりも良いです。気性も勝ち気で初戦から勝ち負けしてくれそうな感じがします。調教に乗った蛯名騎手も良い感触を得てくれていますし、楽しみですね」
クラシコ(牡2・美浦・
堀宣行厩舎)
父
キンシャサノキセキ 母カリズマティックゴールド 母
父カリズマティック橋本篤典調教助手
「先週、今週とまずまずの時計を出しています。仕上がり具合を見ても態勢は整っていますし、能力的にも良いレースができると思います。テンはのんびりしていて、ダーッと行く感じではないので、距離の融通はききそうですね。480キロくらいで出走できそうです。肉付きが良くて、馬っぷりも良いですよ」
●6月29日(日) 東京5R 牝馬限定 芝1400m
マニワプリンセス(牝2・美浦・
鈴木伸尋厩舎)
父ボストンハーバー 母フレンドリータッチ 母
父ワッスルタッチ鈴木伸尋調教師。
「スピードがあって、真面目で一生懸命走ります。ゲートの出も速いですし、新馬戦向きですね。今週はゲートの確認をしましたが、仕上がっていますので速い時計は出しませんでした。
ボストンハーバー産駒は、カッとなる馬が多いですが、この馬は丁度良いくらいの気合い乗りです。ワンペースなところがありそうなので、前めでの競馬になると思います」(取材・写真:佐々木祥恵)