デビュー前の追い切りでは鋭い動きを連発-。評判通りの強さで
ダイワメジャー産駒の
スペチアーレ(牝、美浦・矢野)が、断然の1番人気に応えて白星発進を決めた。道中は先行グループを射程圏に入れて好位を追走。直線で馬場の真ん中に持ち出されると、一気に抜け出して後続に1馬身3/4差をつける完勝劇を演じた。勝ちタイムは1分26秒0。勝ち馬と同じようなポジションからしぶとく伸びた2番人気の
シーナリーが2着。さらに、2馬身差の3着には4番人気の
カズノマンナが入った。
「返し馬の時からこうい馬場(重馬場)は大丈夫だと思っていたけど、ノメることなく最後まで伸びてくれました」と大野は満足そうに振り返り、「泥をかぶってもひるまなかったし、牝馬らしからぬメンタル面の強さがありますね」と評価する。近親にはマイル重賞2勝、
安田記念、
マイルCSで3着の
ダノンシャークがいる血統背景。次走は
ダリア賞(8月9日・新潟、芝1400m)へ向かう予定。
提供:デイリースポーツ