同期タッグでつかんだ初タイトルは、完勝と言える内容だった。サ
マースプリントシリーズ第2戦「第50回
CBC賞・GIII」(芝1200m)は6日、中京11Rに16頭で争われ、4番人気の
トーホウアマポーラ(栗東・
高橋亮)が1分8秒6のタイムで重賞初制覇。前走の
阪神牝馬Sでは2番人気で10着に敗れたが、得意の6F戦で反撃に成功した。半馬身差の2着は3番人気の
エピセアローム、さらに1馬身1/4差の3着は10番人気の
ニンジャが入った。なお、先手を奪った1番人気の
ベルカントは粘り切れず5着に敗れた。
「思っていたよりも行く馬がいたけど、いいところで脚をためられた。直線もスムーズにさばけたし、以前は追ってから甘くなっていたけど、抜け出してからもしっかりと伸びてくれた。随分と力をつけている」と福永。昨年10月の
壬生特別。自らの手綱で
高橋亮厩舎の初勝利を飾ったのが
アマポーラだった。
待望の重賞タイトルを手にした
高橋亮師は「うれしい。最後だけ力が入った。声も出たよ」と破顔一笑。「祐一君も乗ってくれたし、余計にうれしい」と友と手にした勝利の喜びをかみしめた。
重賞ウイナーの仲間入りを果たし、今後は“夏の女王”、さらにGIステージへと夢が膨らむ。指揮官は「サマーシリーズの動向を見ながらになるけど、左回りの千二を勝てたのは収穫。今年は新潟で
スプリンターズS(10月5日、芝1200m)が行われるからね。きょうはハンデにも恵まれたので(挑戦するなら)力をつけて」とさらなる高みを目指す。
提供:デイリースポーツ