力強い脚さばきで好気配を伝えた。
ラブリーデイは川田を背に栗東CWで
ダノンカモン(8歳オープン)との併せ馬。直線で僚馬の内を突くと、鞍上の追いだしを合図に瞬時に
ギアチェンジする。ラスト1Fは11秒9の鋭い伸びを見せ、全体でも6F81秒1-38秒8を計時。一気に2馬身突き放した。
鞍上は「輸送もあるし、反応を確かめるようにやりました。十分に動けていましたし、いい雰囲気で調教できましたね」と好感触だ。前走の
目黒記念は5着に敗れたが「若干、距離も長かった。うまく立ち回れるので、東京よりも小回りの方が持ち味は生きると思います」と反撃に向けて意欲的だ。念願の重賞初制覇を成し遂げ、さらなる高みを目指す。
心身ともに臨戦態勢は整った。
マデイラの最終リハは、川島(レースは大野)を背に栗東DPで単走。軽く仕掛けられた程度だが、全身を使ってシャープに伸びた。5F64秒0-35秒4-11秒7。西山助手は「放牧から帰ってきてからも落ち着いていますし、調教でも冷静に走れていますね」と評価。「真面目に走るようになってブレークしてくれた。今回も自分のリズムで」と前向きだった。
提供:デイリースポーツ