1億円超えは6頭、売り上げ・落札率ともに前年を大きく上回る/セレクトセール当歳・総括
2日間にわたって開催される「セレクトセール2014」の2日目が15日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われた。
当歳セッションとなる本日は220頭が上場され、最高落札額となったのは「アゼリの2014」(牡、父ディープインパクト)。「アドマイヤ」の冠名で競馬ファンにもおなじみの近藤利一氏が2億5000万円で落札した。ジェイドハンター産駒の母は現役時代に米国でGI・11勝を挙げ、2002年にエクリプス賞年度代表馬、また2002年から2004年まで3年連続でエクリプス賞最優秀古馬牝馬に選ばれ、2010年には殿堂入りも果たしている名牝。全兄となる2013年産の牡馬も昨年の当セールにおいて2億4000万円で落札されており、期待の高さが窺える。
2番目の高額馬は「アドマイヤキラメキの2014」(牡、父ディープインパクト)。「トーセン」の冠名で知られる島川隆哉氏が落札した。また、「ミュージカルウェイの2014」(牡、父ディープインパクト)はカタール王族のファハド・アルターニ殿下が落札し(落札名義は代理人のDavid Redvers氏)、初日に続きディープインパクト産駒が落札価格上位3頭を占めた。1億円超えの馬は昨年の5頭を上回る6頭。ディープインパクト産駒以外では、デビューからの2戦を圧勝したバンドワゴンを兄に持つ「ピラミマの2014」(牡、父ハーツクライ)が1億5500万円の値をつけた。また、1億円は下回ったものの、現役時代に世界最強を謳われた英国のフランケルの初年度産駒として注目された「グッドウッドマーチの2014」(牝)は寺田寿男氏に9600万円で落札された。
この日の売り上げは65億4705万円。昨年の56億400万円を大きく上回り、落札率も昨年の75.5%を遥かに上回る85.9%となった。1頭平均は3464万円。また、2日間合計の売り上げは125億7505万円で、2日間開催となった2006年以降では最高記録。
日本競走馬協会の副会長を務める吉田照哉氏は「昨年を超える結果が出たことに驚いています。来年は...
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらから ログイン