史上5頭目となる平地同一重賞3連覇を狙う。12年、13年と
中京記念を連覇している
フラガラッハが今年も得意の舞台で躍動する。
1週前追い切りは栗東坂路で一杯に追われ、4F51秒6-38秒2-12秒3の好タイムをマークした。「いい動きだった。体調もいい」。動きを見守った松永幹師が仕上げに胸を張る。
前走の
鳴尾記念は勝ち馬とタイム差なしの3着。上がり3F34秒3は勝ち馬と同じメンバー最速タイだった。「よく伸びた。ゴールしてカメラが切り替わったときは先頭だったけど」。敗れはしたが、確かな手応えをつかんだ。
昨年の
天皇賞・秋以降は中距離路線を歩んだが、今回は久々のマイル戦。高倉は「中距離を意識したレースをさせてきたので、戸惑わなければ」と心配点を挙げる一方で「スローペースだと脚をしっかりと使える」と評価。中京特有の緩いペースがこの馬に
フィットする。
「そううまくはいかないだろうけど、コース相性はいいからね」と師は快挙に向けて力を込める。持ち前の豪脚を駆使して歴史に名を刻む。
提供:デイリースポーツ