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ゴールドシップ&ジャスタウェイの須貝師「2頭で行けるのはお互いにとってもいいこと」

デイリースポーツ
  • 2014年07月24日(木) 12時00分
 今年こそ悲願成就へ-。須貝厩舎が誇る“古馬ツートップ”の凱旋門賞(10月5日、ロンシャン、芝2400m)挑戦が決まった。ゴールドシップ宝塚記念で復活をアシストした横山典が、ジャスタウェイは昨秋の天皇賞でのGI初Vに続き、ドバイデューティフリーでも最高のパフォーマンスを引き出した福永が手綱を取る。

 2頭は現在、滋賀県の吉澤ステーブルWESTで放牧中。ゴールドは札幌記念から本番へ向かうため29日に栗東へ帰厩し、その後、函館競馬場へ移動する。ジャスタは8月上旬に帰厩予定で、安田記念からの直行となる。

 同一厩舎が2頭、別々の個人馬主で海外遠征、それも凱旋門賞挑戦という快挙。「オーナーの理解があってこそ。2頭で行けるのはゴールドシップジャスタウェイ、お互いにとってもいいこと」と須貝師はうなずいた。

 競走馬を格付けする「ロンジンワールドベストレースホースランキング」でジャスタは世界一に君臨、ゴールドも5位に入っており、実力は申し分ないだけに期待は膨らむ。

 須貝師はゴールドに「札幌の洋芝は合う。いいステップになるはず」と、同じく凱旋門賞を見据えるハープスターも出走予定の札幌記念でライバルを撃破し、弾みをつけたいところ。またジャスタには「鉄砲の利くタイプだから(直行も)大丈夫。(良績のない2400mの)距離に関してもそれなりに調教を考えている」と悠然。ともに栗東でほぼ仕上げて、本番2週前くらいに海を渡る予定だ。

 モンジューの前に半馬身差で泣いた99年エルコンドルパサーに、ワークフォースとの壮絶なたたき合いに頭差屈した10年ナカヤマフェスタ、そしてゴール寸前でソレミアにまさかの逆転を食らった12年オルフェーヴル…。欧州勢の分厚い壁に、初Vを阻まれてきた日本競馬界の夢が今年こそかなうか、いよいよ楽しみになってきた。

提供:デイリースポーツ

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