真価を問われる一戦だ。前走の
ユニコーンSで1.3倍の圧倒的な単勝1番人気に背信し、12着大敗を喫した
アジアエクスプレス。手塚師は「変わってくれないと困る」と巻き返しに意欲を見せる。
見せ場すらつくれなかった前走を「入厩してから十分なケイコを積んだつもりだったが、結果として足りなかったようだ。過信したつもりはなかったのだが…」と師は猛省する。計5本の追い切りを消化していたものの、全てが馬なりでのもの。「前回の反省を踏まえて今回はやっている」と中間は意欲的な追い切りを消化している。
7月31日の1週前追いは美浦南Dでのハードな併せ馬。6F77秒2-37秒0-12秒5の自身最速となる猛時計をマークした。さらに、中間から浅いブリンカーを着用。気持ちの面でのケアも図っている。「効いている感じはある」と、レースでも装着して臨む予定だ。
前走で初黒星を喫したが、ダートでは新馬戦を5馬身差、オキザリス賞で7馬身差をつけて圧勝した実績がある。芝で2歳王者にも輝いた実力馬が、本来の走りを見せればあっさりと巻き返すはずだ。
提供:デイリースポーツ