ダートで素質を開花させた
スピナッチ。2歳時は芝ばかりを5戦して未勝利だったが、3歳になってダートに活路を求めた。すると初勝利を契機に4戦3勝。高野師は「芝でも(デビュー3戦目に)
ワンアンドオンリーの2着があったんですが、ピッチ走法でやや硬めの走り。やっぱりダートという感じでしたね」とうなずく。
昨年の覇者で半兄の
インカンテーションなど、兄姉はダートで活躍。「ダートでは自在性がありますね。2勝目は追い込み、3勝目は好位からと変幻自在に対応しますから」と手応えを口にする。短期放牧を挟んで、ここを目標に帰厩。「正直、まだ息遣いがどうかという気はしますが、乗るたびに良くなっています」と感触も悪くない。
データも後押しする。過去5年、古馬相手に1000万下を制した馬が必ず馬券に絡んでいる。コンビを組む川須は「精神的に強いですし、どこからでも競馬ができます。ここでどれだけやれるか楽しみです」。兄妹制覇へムードは高まっている。
提供:デイリースポーツ