昨年の米国新種牡馬チャンピオンに輝いた
ダンカーク(8歳、芦毛、米国産)の輸入が決まった。来春より日高・浦河の
イーストスタッドで供用される。
ダンカークはミスタープロ
スペクター系の人気種牡馬アンブライドルズソングとケンタッキー
オークスなどGI・2勝の名牝
シークレット
ステイタス(
その父エーピーインディ)の間に生まれた超良血。2007年の米国キーンランド1歳馬セールで370万ドル(当時の為替で約4億2500万円)の最高価格で落札されたのちにT.プレッチャー厩舎に入厩。三冠最後GIの
ベルモントS2着など5戦2勝、2着2回で現役生活を切り上げ、2010年からケンタッキーで種牡馬入りした。
昨年デビューした初年度産駒からはGI
シャンパンSを制したハヴァナら複数のステークスウイナーが登場。我が国でも新馬戦優勝の
キープアットベイらが父譲りのスピードを披露している。導入にあたった浦河の
ジャパンレース
ホースエージェンシーは強い遺伝力と雄大な馬格(体高164cm)に加え、米国の主流血統でありながら
ノーザンダンサーやヘイローの血を含んでいないことを高く評価。
サンデーサイレンス系牝馬との配合に最適をアピールしている。シンジケートは即日満杯となっている。