中京記念は2番人気で8着に敗れた
クラレントだが、外が伸びる馬場、道悪と厳しい条件が重なり力を出せなかった。橋口師は「最内枠も響いたし、終始馬場の悪いところを通らされたからね」と馬場を敗因に挙げる。1週前追い切りは、10日に栗東坂路で中間初時計となる4F56秒5-13秒6(馬なり)をマーク。出来は高いレベルで安定している。「間隔が詰まっているし、週末にサッとやって当週に追えば十分に仕上がる。東京で重賞を3勝している馬で左回りはいい」と指揮官は高速ターフ・新潟へのコース変わりを歓迎。昨年は
エプソムC、
毎日王冠で
ジャスタウェイと好勝負を演じた。左回りのマイル戦なら5つ目の重賞タイトル獲得も十分だ。
準OPの多摩川Sを快勝した
シャイニープリンス。形の上では昇級戦となるが、3走前はOP特別の
東風Sを勝っており、ここに入っても格負けはしない。中8週とやや間隔はあいたが「前走後は厩舎でじっくりと調整。ここを目標に乗り込んできた」と栗田博師は調整過程を説明。1週前追い切りは、蛯名を背に美浦Wで5F66秒4-11秒9(強め)をマーク。時計の出やすい馬場だったとはいえ、伸び脚は鋭さ満点だ。「動き、反応ともに申し分なかったね。今度も気分良く走れれば、いい勝負になると思っている」とトレーナーは仕上がりの良さに手応えを感じ取る。今の上昇度と勢いがあれば重賞初制覇は目前だ。
提供:デイリースポーツ