6月の東京新馬戦を後方一気の競馬で勝ち上がった
ブライトエンブレム。小島茂師は「うちの厩舎を支えてくれた血統と言ってもいいくらいだからね。頑張ってほしい」と熱っぽく語る。
母ブラックエンブレムは小島茂厩舎に所属。08年
フラワーCで厩舎に初重賞、同年の
秋華賞で初GIをプレゼントしてくれた。それだけに思い入れは強い。「厩舎として力の入る血統。ただ、それだけではない。高い素質を秘めた馬で、将来を非常に楽しみにしている」と師の鼻息は荒い。
この中間は8月上旬に函館競馬場で追い切りを開始。函館退厩後は1週間ほどノーザン
ファーム早来へ放牧に出して、8月27日に札幌競馬場へ入厩した。「函館から直接、札幌へ入厩しても良かったが、少しでも涼しい早来を経由した。馬は良くなっている」と説明。
8月31日には師自ら騎乗して札幌ダートで追い切った。「初戦とはだいぶ違う」と上積みを強調。出来の良さに自信を持っている。
今回の舞台は札幌競馬場。「新馬戦を稍重の馬場で勝ったことから、力を要する洋芝は合っている」と歓迎する。目指すは母に続いてのGI制覇。まずは、クラシックの登竜門で存在感を示す。
提供:デイリースポーツ