先週末にゲリラ豪雨があった栗東だが、今週に入ってからは馬場に影響するほどの雨はない。ちなみに、11日未明にアスファルトを湿らせる程度の雨はあった。
気温は10日の調教開始前、トレセン運動場にある時計台の温度計が18℃。半袖では肌寒く、羽織るものがあって、ちょうどよいくらいの気候。7月、8月は追い切り前から発汗が目立つような馬も多い、暑い気候だったが、今では目立って発汗を見せるような馬は少なくなった。
【坂路/4F51.9秒】
10日。一番時計は
ネオウィズダム(栗東・
矢作芳人厩舎)の4F50.3秒。テンから12秒台のラップを踏み、ラスト1Fが13.0秒。時計の掛かる馬場であれば、もっと失速するラップになると思われるが、この程度でとどまっているということは、馬場はごく標準的だと判断してよい。
4F51.4秒は自身の時計として、決して速くはないものの、動きには余裕があった
エーシントップ(栗東・
西園正都厩舎)は休み明けでも十分な仕上がりを見せている。新馬では、
サトノフラム(栗東・安田隆行厩舎)が、4F53.0秒と全体時計は平凡でも、2F24.3秒の素晴らしい時計をマーク。坂路でもCコースでも新馬離れした動きを見せており、デビュー戦のみならず、今年の2歳牡馬戦線の中心的存在としても期待したいところ。
先週の馬場差が「-0.2秒」。今週の全体的な時計の出方は、先週末の雨がほんの少しだけ影響している感じ。よって今週の馬場差は『+0.2秒』で、10日、11日とも記録している。
【CW/5F66.5秒】
先週までは、栗東所属馬が小倉競馬場や札幌競馬場に滞在している関係や、夏競馬でオープン馬が帰厩していないといった状況で、水曜追い切りは賑やかでも、木曜追い切りは閑散としていた。
ところが、秋競馬がスタートする今週は木曜(11日)の追い切りも賑やか。
ローズS(9月21日・阪神芝1800m)に出走を予定している
アドマイヤビジン(栗東・
梅田智之厩舎)も、当コースを単走、
四位洋文騎手が騎乗して追い切っている。
日付は前後するが、10日に追い切られた
ヴォルシェーブ(栗東・
友道康夫厩舎)。
神戸新聞杯(9月28日・阪神芝2400m)に向けて、
岩田康誠騎手が騎乗した2週前追い切りを行っている。
シングウィズジョイを追走して、直線は内から追い抜く形をとったが、相手の手応えもよく、最後は同入か少し遅れた感じ。ただ、動きは抜群で、時計も6F79.6秒と文句なし。2歳時から攻め駆けはしていたが、ひと夏を越して、逞しさが増し、動きに迫力が出てきた。
先週の馬場差は「+0.4秒」。ウッドチップに大きな変化はないと思われるが、今週の時計の出方は随分と速くなった。よって、10日、11日とも先週より時計の速い『-0.3秒』で記録している。
【DP/5F64.5秒・D芝/5F63.0秒】
今週の芝馬場は先週に比べて、追い切り頭数が少し多め。ただ、時計の出方はごく標準的なので、馬場差は10日、11日とも『±0.0秒』で記録している。
ポリトラック馬場は追い切り頭数は少なめ。気候も涼しくなり、汗をかきにくい時期になったため、ウッドチップ馬場でしっかりと負荷をかけたいという馬も多いのだろう。これから先は1日30頭前後の追い切り頭数で落ち着くのではないだろうか。馬場差は、9日、10日とも『-1.0秒』で記録している。
※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。(取材・写真:井内利彰)