オークス7着以来の
サングレアルは馬体維持を念頭に置いて、札幌と栗東で十分に乗り込まれてきた。栗東CWの最終追い切りは3頭併せで6F84秒7-39秒7-12秒3。先に抜け出した
アルバートドック(2歳新馬)には1馬身遅れの形となったが、道中は我慢が利き、
グレートアイランド(3歳未勝利)に先着を決めた反応のいい動きは好仕上がりをアピールするものだ。
「状態は悪くないと思う」と松田博師。前走は14キロの馬体減が影響して不発に終わったが、久々の
フローラSで直線一気を決めたように能力は高い。「帰厩した時はふっくらとして良かったが、乗り込むとやっぱり減ってしまう」と成長途上なのは確かでも、「能力はここでも上だと思っている」と言い切る。異父姉に
ブエナビスタを持つ血統馬が、樫の女王と2歳女王を自慢の末脚でのみ込むか。
オークス5着の
ブランネージュは栗東DPで併せ馬。5F63秒3-36秒1-11秒4を計時、大きく先行していた
ブリーズベイ(2歳未勝利)に首差先着した。「久しぶりに前に馬を置いて運んだ分、少し行きたがるところはありましたが、秋初戦としてはとてもいい感じだと思います。春よりもいい状態で臨めそうです」と秋山。4か月ぶりとなるが、仕上がりは上々のようだ。
提供:デイリースポーツ