今週末に新潟競馬場で行われる新馬戦でデビューする5頭をピックアップして、関係者に話を聞いた。

9月21日(日)新潟5R 芝2000m

ドラゴンストーム(牡2・美浦・藤沢和雄厩舎)
父ハーツクライ 母ストームホイッスル 母父ブライアンズタイム
※半兄に昨年の共同通信杯勝ちのメイケイペガスター(牡4)

津曲大祐調教助手
「2週前に芝コースで追い切りましたが、芝での動きも良かったですし、スピードに乗ってからのアクションも良かったですね。能力もありそうですし、血統的にも重賞勝ち馬の下ということで楽しみがありますね」

トレースオンアイス(牡2・美浦・加藤征弘厩舎)
父ハービンジャー 母ファビラスターン 母父サンデーサイレンス
※半兄に国内外で重賞3勝のシャドウゲイト

加藤調教師
「瞬時に動けるタイプではないですが、渋く長い足を使えますので、2000mの距離は合うと思います。シャドウゲイトの弟ですし、血統的にも楽しみですね」

9月20日(土)新潟6R 芝1600m

ネオルミエール(牡2・美浦・藤沢和雄厩舎)
父ネオユニヴァース 母シルクプリマドンナ 母父ブライアンズタイム
※母は2000年のオークス馬、同厩舎にいるNHKマイルC・3着のフラムドグロワール(牡4)は半兄

津曲大祐調教助手
「先週、今週と2週連続で古馬との追い切りでしたが、経験馬相手に優勢の手応えで、しっかりした動きをしていました。兄同様に素直ですし、良いスピードがあります。調教通りなら、初戦から走れると思います」

ユノ(牝2・美浦・斎藤誠厩舎)
父アサクサデンエン 母アペレース 母父サンデーサイレンス

斎藤調教師
「このレースを目標に乗り込んできましたし、追い切りでの動きも良いですね。勝ち気な気性で、初戦からやれそうな雰囲気を持っています。先週の新馬戦で2着になった馬(ブラックバゴ)と能力的には遜色がありませんし、期待しています」

カッテカテグリーン(牝2・美浦・相沢郁厩舎)
父ジャングルポケット 母レディーダービー 母父スペシャルウィーク
※8月に急死したヴェルデグリーンの全妹で、祖母にオークス馬のウメノファイバー

相沢調教師
「1か月くらい前に入厩して、ゲート試験も問題なく合格してここまで来ました。小柄で体自体は仕上がっていますが、まだお兄さんと比べたらかわいそうですね。気性的には結構うるさいですね。今後、体の成長に期待したいですし、温かく見守ってほしいです」(取材・写真：佐々木祥恵)