素質馬が集った一戦は03年ガゼルH・米GIの覇者を母に持つ1番人気の
ドラゴンヴァース(牡、
父ネオユニヴァース、栗東・藤原英)が力強く抜け出した。タイムは2分4秒0。緩やかな流れに行きたがる馬も見られたが、好位のインで正攻法の競馬。直線で外に持ち出して力強く差し切った。首差の2着は3番人気の
シュヴァルグラン。4角で少し前と離されながらも最後は鋭い脚で詰め寄り、
ヴィクトリアマイルを連覇(13、14年)した
ヴィルシーナの異父弟という良血らしさを感じさせた。なお、さらに1馬身1/4差の3着には逃げた5番人気の
ジムノペディが入った。
岩田は「素直で乗りやすい馬。先頭になってから遊んでいる感じがあったので、まだ成長していくと思う」と笑顔。藤原英師も「きょうは負けられなかった。潜在能力があるから、それをどう伸ばしていくかだね」と期待を膨らませた。
提供:デイリースポーツ