皐月賞では3着に奮闘。誰もが能力上位を認める
ウインフルブルームだが、いかんせん今回は攻め不足といった印象がぬぐえない。「放牧先から戻ってきたが、体はかなり減っている。1週前追いはテンから飛ばした分、しまいがバタバタになっていた」と宮本師が言うように、17日の栗東CWでは一杯に追われて6F79秒6-13秒5。帰厩後初の本格的な追い切りで80秒を切ってきたが、ラストは完全に脚が上がっていた。「正直、もう少し時間がほしい。当週のひと追いで変わってくれれば…」。休み明けの追い不足に加え、距離延長も微妙。条件的には厳しいが、地力の高さで好走を狙う。
夏場をしっかりとリフレッシュに充てた
サウンズオブアース。その効果か、使い詰めだったダービー当時に比べて動きが格段に良化している。栗東坂路の1週前追い切りでは4F53秒7-12秒1(一杯)をマークし、久々を感じさせない力強い伸びで僚馬に先着。仕上がりも上々で、見届けた藤岡師も「(1週前の動きは)良かったですね。今のところ順調だし、あと1本追えばさらに良くなりそう」と笑顔を見せる。本格化はまだ先かもしれないが、夏を越しての成長は十分。持っている能力を考えれば、決して引けは取らないはずだ。
提供:デイリースポーツ