今週末に新潟競馬場で行われる新馬戦でデビューする4頭をピックアップして、関係者に話を聞いた。
9月27日(土)新潟5R 牝馬限定 芝1600m
ステラスターライト(牝2・美浦・
堀宣行厩舎)
父ディープインパクト 母ノーブルステラ 母
父Monsun母はアメリカの重賞勝ち馬
半姉に6勝を挙げ、
京都牝馬S(GIII)3着の
ノーブルジュエリー橋本篤典調教助手
「ここまで順調に追い切りを重ねてきています。追い切りをやるごとに動きが良くなってきていますね。カーッとなる部分もありますが、走り出すとトビが大きくてゆったりと走りますので、直線の長い新潟コースは合っていると思います。仕上がりも良いですし、能力的に考えても勝ち負けしてもおかしくないと思います」
ブルックデイル(牝2・美浦・
尾関知人厩舎)
父キングカメハメハ 母マンハッタンセレブ 母
父サンデーサイレンス伯父に
菊花賞、
有馬記念、
天皇賞・春に優勝した
マンハッタンカフェ尾関調教師
「血統の良さが出ていて、品がありますね。牝馬らしいスラッとしたタイプですが、落ち着きがあって精神的にも強いところを持っています。調教も順調にこなしていますし、水準以上の時計で坂路でも動いています。今週(9/24)はウッドチップコースで追い切りました。新潟まで輸送もありますし、土曜日の競馬ですので70-40のところで加減はしていますが、楽に走っていました。現在の馬体重は440キロくらいです。軽い走りをする馬ですね。力を出せる仕上がりですので楽しみです」
9月28日(日)新潟4R 芝1200m
ディスティンダリア(牝2・美浦・
尾関知人厩舎)
父ショウナンカンプ 母マルカデスティニー 母
父サンデーサイレンス尾関調教師
「ゲート試験にもすぐに受かりましたし、ここまでとても順調です。今週(9/24)は坂路でやりましたが、追い切りを重ねるごとに動けるようになっています。先週末、今週と、随分終いがしっかりしてきました。牝馬ですが、現在480キロ近くと馬格もありますし、飼い葉もよく食べています。へこたれない強い精神力を持っていますので、稽古も加減しないでやっています。
ショウナンカンプ産駒は距離が延びても持つ印象がありますし、1200mに限らず、距離が延びてもやれそうですね」
9月28日(日)新潟5R 芝1800m
ケンベストカフェ(牡2・美浦・
久保田貴士厩舎)
父マンハッタンカフェ 母ダークエンディング 母父End Sweep
全兄に
ヒヤシンスS(3歳OP)を勝ち、兵庫ChS(JpnII)3着の
ラヴィアンクレール久保田調教師
「仕上がりが良ければ出走させようと思い、札幌に入厩してずっと乗り込んでいました。デビューは新潟になりましたが、しっかり乗り込めていますし、力を出せる仕上がりです。前向きさに欠け、1頭になるとフワフワするところがありますが、他の馬と併せるとちゃんと走ります」(取材・写真:佐々木祥恵)