キーンランドC3着で復調を示した
マジンプロスパー。栗東坂路の1週前追い切りでは4F53秒9-12秒2(馬なり)と、鋭い反応でラスト1Fは好タイムをマーク。一歩一歩の脚さばきが力強く、ひと叩きされた上積みはかなり大きい。「1週前はテンが少し遅れ気味だったが、しまいはしっかりと末脚を伸ばしていた。全体的にいい動きをしていたと思います」と中尾師。「ここにきて、やっと復調している感じですね。いい形で本番に向かえるでしょう」と右肩上がりでのGI挑戦を約束した。昨年の
スプリンターズSでは0秒2差の4着と好走。これまでGIではひと息の結果が続いているが、決して侮ってはいけない一頭だ。
直線競馬のみならず、
セイコーライコウは新潟で4勝と好成績を残している。「新潟とは相性がいいからね。そういう意味でも今年はチャンスだと思っている」と鈴木康師。美浦坂路の1週前追い切りは4F56秒5-13秒0(一杯)。ケイコは動かないタイプで、平凡なタイムでも何ら問題はなし。短期放牧を挟んだことで、フレッシュな状態で本番を迎えられそうだ。「暑さに強い馬ではないが、今年は早くに涼しくなったことでうまく夏を越せた。実績馬がそろいますが、楽しみにしています」。意外にも、来年2月に定年を迎える鈴木康師は
JRAのGIが未勝利。残されたチャンスは少なく、陣営にとって力が入る一戦であることは間違いない。
提供:デイリースポーツ