好時計をマークした調教通りの走りを見せて、
ユキノカトレア(牝、父
キンシャサノキセキ、栗東・坂口)が1分23秒0のタイムで1番人気に応えた。スタートはひと息だったが、勢いがつくと4頭横並びの先陣争いの直後まで進出。4角では前を完全に射程圏に入れて、鞍上・四位の左ステッキが飛んだ直線で力強く抜け出した。今週の栗東坂路で4F51秒1を計時。レースでも能力の高さをしっかりと示した。なお、1馬身1/4差の2着は好位を運んだ6番人気の
ビスカリアで、さらに1馬身3/4差の3着には後方待機から脚を伸ばした11番人気の
ナイトディグニティが入った。
「出遅れても慌てるところはなかった。初戦なのでフワフワしたが、勝てて良かった」と四位は笑顔で振り返る。「掛かる馬ではないし、距離(が延びて)も大丈夫」と坂口師も目を細めていた。
提供:デイリースポーツ