秋初戦の
ローズSで6着に敗れた
レッドリヴェール。「スムーズな競馬になり過ぎた。もっと道中でいじめられて、闘志を燃やすような展開がいいみたい」と須貝師は敗因を分析。栗東坂路の1週前追い切りでは、4F54秒6-12秒2(G強め)のタイムで僚馬
オツウ(古馬1600万下)と併入したように、活気にあふれる動きで体調は決して悪くない。「相変わらず体つきはいいし、ケイコの動きも文句なし。本番で、この馬らしい走りをしてくれれば」。休み明けの
桜花賞、牡馬相手のダービーなど、春は厳しい戦いの連続。順調な
ステップで臨める最後の1冠で、2歳時の輝きを取り戻す。
ローズSで9着に敗れた後、短期放牧に出された
サングレアル。「(放牧先から)無事に帰ってきた。この馬の場合はどうしても体重が心配になる。前走時(406キロ)よりも減っていなければいいがな」と松田博師も馬体重の維持には苦労している様子。栗東CWの1週前追い切りでは6F88秒0-13秒3(馬なり)。前走でも仕上がっており馬体面の上積みはひと息だが、気配はいくらか上昇している。「以前から言っているが、期待度の高い馬。いいものは持っているので」。
ブエナビスタを筆頭に兄姉には重賞勝ち馬がズラリと並ぶ超良血馬。ここ一番で血が騒げば、番狂わせがあっても驚けない。
提供:デイリースポーツ